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鋼管ソイルセメント杭 24年度から本運用/付帯道路施設、電共の適用も/開発局 ICT活用工事工種拡大

2024/04/05付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は、ICT活用工事のさらなる工種拡大を図る。国土交通省の方針に基づき、2024年度からは、構造物工(基礎工)における鋼管ソイルセメント杭の本運用を開始。小規模工事では、付帯道路施設工、電線共同溝工の適用を始める。今後、要件の合致した工事で試行する見通し。
 国交省は、調査・測量から設計、施工、検査、維持管理・更新までのあらゆる建設生産プロセスにおいて抜本的な生産性向上を図るi―Constructionを推進。24年はインフラDX「展開の年」と位置付け、生産性向上に資する取組を一層加速する方針を打ち出している。
 開発局においても、既に各種の取組を展開しており、ICT活用工事の拡大に向けては、発注者指定型および施工者希望Ⅰ型の適用を拡大。発注者指定型は予定価格2億5000万円以上、受注者希望Ⅰ型は予定価格1億6000万円以上または土工量5000立方メートル以上を対象としている。
 ICT施工の種別に関しては、24年度から構造物工(基礎工)の適用をさらに拡大。ICT施工によって杭芯位置等の出来形計測の作業時間を短縮するとともに、出来形データを活用して維持管理分野の効率化を図る。
 22年度から基礎工に矢板工・規製杭工の適用を開始したが、24年度からは鋼管ソイルセメント杭において施工履歴データを活用した出来形管理手法の検討を終えたため、本運用を開始する。
 さらに、中小建設業を主な対象とした小規模工事では、付帯道路施設工、電線共同溝工の適用を新たに始める。

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23年度 761億円発注/釧路、帯広など4開建で増加/開発局のゼロ国・翌債工事 - 本紙集計

2024-04-05付 DOTSU-NET NEWS

 開発局における2023年度ゼロ国債・翌債対象工事の発注実績が、本紙集計でまとまった。発注額は761億2600万円で、前年度と比較して5.5%の増に。開建別にみると、帯広、釧路など4開建で増加している。  設計変更を含まない速報値。消...

首位は宮坂建設 56億/総額761億、長期国債除く 本紙集計/23年度ゼロ国・翌債工事受注実績 - 開発局

2024-04-04付 DOTSU-NET NEWS

 全道10開建の2023年度ゼロ国債・翌債工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。札幌、旭川、室蘭、帯広の4開建で計16件、55億7046万円を受注した宮坂建設工業(株)(帯広)が前年度に続いて首位。受注総額は、前年度実績と比較して5....

4.5億以上は発注者指定/受注者希望の場合も通期必須/開発局 月単位の週休2日施工

2024-04-04付 DOTSU-NET NEWS

 開発局の道路・河川部門における週休2日による施工に関し、2024年度実施方針がまとまった。WTO対象および一般土木、機械設備の4億5000万円以上の工事は、発注者指定方式で月単位の週休2日を推進。その他の工事では、通期の週休2日は必須とし...

先端技術対応の整備へ/3次元データ活用し一体的に/開発局 旭東地区で実証実験

2024-04-03付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、本年度から旭川開建所管の国営緊急農地再編整備事業旭東地区で、先端技術に対応した農地整備手法等の確立・体系化に向けた実証事業に乗り出す。3次元データを活用した設計から施工、営農・維持管理までの一体的な農地整備等の実証を行うもの。本...

工事 175件、250億/委託は31件、3.3億に/道営農業ゼロ国・翌債発注実績

2024-04-03付 DOTSU-NET NEWS

 道農政部は、道営農業農村整備事業の2024年3月発注実績をまとめた。翌債・ゼロ国債案件を対象に消費税込みの当初契約ベースで集計したもので、工事は175件、249億7200万円を発注。前年同月の件数を12件、金額を26億2300万円上回った...

未公告分は6機関40件/道防衛局 最多の17件に/主要発注機関WTO対象工事

2024-04-02付 DOTSU-NET NEWS

 道内主要発注機関の2024年度当初発注見通しなどに基づくWTO対象工事がまとまった。未公告分をみると、土木、建築を中心に6機関合計で40件に。直近5ヵ年で最多の件数となっている。発注機関別では、自衛隊施設の強靱化事業を進める道防衛局が最多...

早期の防災・減災へ/開発局 道内全1級水系で/流域治水プロジェクト2・0策定

2024-04-02付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、道内の全1級水系における「流域治水プロジェクト2・0」を策定した。気候変動による降雨量増加に伴う水害リスクの増大を明示した上で、これに対応する本川の整備に加えて、まちづくりや内水対策などの流域対策を充実し目標を設定。目標達成に必...

工事673件、業務1743件/土木A34件、A・Bが84件など/開発局 発注見通しを公表

2024-04-01付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、きょう1日付で2024年度4月以降における工事・業務の発注見通しを公表する。工事は673件、業務は1743件。一般土木は409件で、WTO対象を含むA等級が34件、A・B等級が84件、B等級が199件などとなっている。本局を含め...