折谷組から平谷建設が事業譲受／平谷折谷建設に社名を変更

　【函館発】平谷建設（株）（函館）は、（株）折谷組（函館）から事業譲渡を受けた。これに伴い、社名を平谷折谷建設（株）に変更。道外の営業拠点は設けず、渡島・檜山管内を中心に道内での業務を進めていく。
　平谷建設は昭和２７年創業で、資本金４,５００万円。２９年５月期決算の完工高は４億６,４４９万９,０００円となっている。主な受注先の格付は開発局が一般土木Ｃ、道建設部が一般土木Ａ２、函館市が土木一式Ａ、建築一式Ｂ。
　折谷組は昭和３１年創業で、資本金５,０００万円。２９年５月期決算の完工高は７億８,１７２万円にのぼる。格付は開発局が一般土木Ｂ、道建設部が一般土木Ａ２、道森林管理局が土木Ｂ、函館市が土木一式Ａなどとなっている。
　折谷組は６月１日付で廃業届を提出済み。同日付で平谷折谷建設の商号も登記されている。
　営業譲渡後の平谷折谷建設の資本金は、譲渡前の平谷建設と変わらず４,５００万円。役員は代表取締役に平谷建設代表取締役社長の平谷信行氏、代表取締役専務に同代表取締役専務の平谷好広氏が就任。また、折谷組の専務取締役だった折谷泉氏が専務取締役、同じく取締役会長だった折谷英和氏が顧問に就く。
　今後、両社の３０年５月期の決算取りまとめ、経営事項審査、各発注機関における資格審査という流れで手続きを進めていくが、新格付の決定までは数ヵ月を要する見込み。
　建設業許可については、両社が取得していた業種をそのまま継続する形で、土木、建築、とび・土工、鋼構造物、舗装、しゅんせつ、水道施設、解体の８業種となっている。