島田支部長ら全員再任／全国さく井協道支部が総会

　全国さく井協会北海道支部（島田圭一支部長）は１９日、ホテルポールスター札幌で第５５回通常総会を開催した。２０２３年度事業計画では、広報活動をさらに充実させるほか、セミナー、講習会の開催を盛り込んだ。任期満了に伴う役員改選では、島田支部長をはじめ全役員を再任した。
　島田支部長は「世界的な脱炭素化の流れが加速する中、協会としても、ゼロカーボン、ＳＤＧｓ達成に貢献することが必要」との考えを示した。
　２２年度について「ゼロカーボン元年と位置付け、私たちが地中熱、地下水利用、掘削等の専門家集団であることを広くＰＲするため、皆さんの協力のもとセミナーやラジオ等による広報活動を積極的に展開してきた」と振り返った上で「多くの方々に協会を少しでも知っていただくことができたと思っている」と、出席者の協力に謝意を示した。
　続けて、本年度について「さく井の仕事をより具体的に周知する事業を引き続き進めていきたい」とし「人手不足、資材高騰など先が見えない状況が続いているが、業界の発展のため、皆さんと一丸となって新たな気持ちで様々な可能性にチャレンジしていきたい」と決意を語った。
　議事では、２２年度事業報告、収支決算報告を承認したほか、２３年度事業計画・予算を原案どおり決定した。事業計画では、パンフレット作成、ホームページ等による広報活動の充実、技術セミナー、技術講習会の開催、試錐研究会への参加・協賛などを盛り込んだ。
　任期満了に伴う役員改選では、島田支部長をはじめ全員を再任した。
　役員体制はつぎのとおり。
＝敬称略＝
▽支部長＝島田圭一（（株）島田工業）
▽副支部長＝河原博之（マルケイ河原ボーリング（有））
▽理事＝石塚学（（株）アクアジオテクノ）
▽監事＝神田眞人（（株）神田土質基礎）