トップページ > 連載・特集一覧

連載・特集一覧


胆振東部地震から1年/復旧・復興、強靭化への道

災害体験 人材育成に生かす仕組みを/より強靭な基盤整備へ/未曽有の自然災害に挑む〈4〉

厚真町長宮坂尚市朗氏画像―災害復旧事業の現在の状況、今後の見通し、課題について 公共土木施設関係では、厚真町として本年度約100億円の予算を計上した。これと合わせて国、道もそれぞれ災復事業を実施することとなったが、1ヵ所に複数の事業主体が重なる場所もあるので、被災地の復旧は時間がかかるという見方だった。ただ、いま現在は道に代行している工事もあり、国直轄事業の方も順調であることから、私たちが昨年感じた不安からみれば、スピーディーに災復事業が進んでいるという印象だ。 ただ、公共土木施設だけではないし、生産基盤である農地の災...

(2019-09-13) 全て読む

担い手確保・育成へ事業量安定不可欠/緊急対応 明確な役割分担を/未曽有の自然災害に挑む〈3〉

室蘭建設業協会会長 中田孔幸氏画像―災害対応を振り返って、地域の守り手としてどう行動し、役割を発揮したか 発災当日、直ちに協会役員の安否確認を行い、災害対策本部を設置した。その時点で、国や道で年間の維持工事を請け負う会社に発注機関から直接連絡が入り、すでに緊急対応を実施していた。 協会では常置委員会の災害対策委員会などから会員企業に連絡を取り、バックホーやトレーラーを手配し、現地に向かわせた。 しかし、道路事情が悪かったため、集めた重機すべてが稼働することはなかった。 協会としては現地と離れていたため、役所とのパイプ役、会員の後...

(2019-09-12) 全て読む

輻輳する現場、安全確保が最優先課題/垣根を越えた連携不可欠/未曽有の自然災害に挑む〈2〉

災害復旧特集2円滑な事業執行へ連絡協議会設立 厚真町内の本復旧に向けては、330万立方メートルにのぼる膨大な崩土の運搬と、限られた区域で施工するための工程調整が最大の鍵となっている。施設管理者も多岐にわたり、発注者の垣根を越えた連携が不可欠に。情報共有の重要性を認識した関係者はことし3月、室蘭建管を事務局とし、室蘭開建や厚真町、本復旧工事に携わる建設業者などで構成する胆振東部地震災害復旧工事安全連絡協議会を立ち上げた。 大量の流出土砂の処理法に目途が付いたのは、ことしの2月。地震による斜面崩壊の影響で、日高幌...

(2019-09-11) 全て読む

無残な姿「崩土と倒木との闘い」/迅速な初動が円滑復旧導く/未曽有の自然災害に挑む〈1〉

厚真川幌内橋付近で緊急の土砂除去作業 昨年9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震は、道内で観測史上最大となる震度7を記録した。道内全域での停電、いわゆるブラックアウトが情報収集を困難とする中、震源に近い厚真町、安平町、むかわ町では、甚大な被害が想定された。開発局は、すぐさまヘリコプターを飛ばし、厚真町を上空から撮影。そこには、地すべりによって赤茶色の肌をむき出しにした山々、膨大な土砂が家屋、道路、河川を埋め尽くすといった無残な姿が次々と映し出された。災害復旧に携わる行政関係者は「これは崩土と倒木との闘いになる」と口をそろえた。官...

(2019-09-10) 全て読む