「悪いイメージ」が５割超／給与など労働環境改善が急務に／人手不足の要因 ― 道建設部

　道建設部は、本道建設業若年者入職に関する実態調査の結果を公表した。建設企業および建設企業に勤める若年従業者、建設系学校・学科で学ぶ学生等を対象に実施。人手不足になる要因については、企業、従業者ともに「業界のイメージ（キツイなど）が良くない」が最も多く、ともに５割を超えた。これに「休日が少ない」が続く。若年従業者が、若者の人材確保に向け重要と考える施策は、「給与・賞与等の賃金向上」が８６.６％で最多。「給与以外の福利厚生の充実」も８割を超え、続いた。学生が挙げる就職時の企業選択のポイントは、「安定した会社」が６割超で他に比べ圧倒的に多く、次いで「給与・待遇が良い会社」が約３割となっている。これら調査結果から、若年労働者の確保には、給与面の充実や休日の確保など労働環境の整備が重要と言えそうだ。