日本海側拠点港と新幹線で中央要請／道内４港の選定を／札幌延伸実現へ―道と期成会

　道、北海道新幹線建設促進期成会（会長・高橋はるみ知事）は１１日、日本海側拠点港の選定および北海道新幹線の整備促進に関する中央要請活動を実施した。前田武志国土交通相らに対し、要請書を提出。日本海側拠点港における道内４港の選定や、北海道新幹線札幌延伸を強く訴えた。 　要請内容は、日本海側拠点港の選定、北海道新幹線の整備促進、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区指定の大きく３点。日本海側拠点港では、応募している小樽港、留萌港、稚内港、石狩湾新港の道内４港の選定を要請している。 　北海道新幹線の整備促進では、東北地方と一体となった北日本の復興、わが国におけるバックアップ機能の発揮のためにも新函館・札幌間の早期着工や、幅広い観点での建設財源の確保・地方負担に対する財源措置の拡充などを求めている。 　この日の要請活動には、高橋知事、高向巌道商連会頭、近藤龍夫道経連会長、中松義治小樽市長、中西俊司留萌市副市長、達英二稚内市副市長らが参加。民主党陳情要請対応本部、国交省、道内選出国会議員を訪問し、要望事項の実現を強く訴えた。