土砂崩れで６０,０００立方メートルの土砂がペンケ歌志内川塞ぐ／応急復旧進め河道確保

　２４日午前９時５分ころ、空知管内歌志内市文珠で土砂崩れが発生した。６万立方メートルにも及ぶ土砂が近くを流れるペンケ歌志内川を塞ぎ、一時、“土砂崩れダム”のような状態に。あふれ出した水は、並走する市道に流れ込んだ。大きな被害は発生しなかったが、付近には歌志内中や歌志内給食センター、文珠第３町内会館などの施設のほか、民家が立ち並んでおり、住民は自主避難した。
　一方、同川を管理する札幌建管などは、素早く対応。土砂崩れダムが決壊しないよう、同川の維持業務を担う中空知環境維持協同組合に応急復旧作業を指示。同協組では、川岸からバックホーを使って土砂を掻き出し、河道を確保した。
　応急復旧作業により、午後には水位は下がり始めている。完全に水が通常の流れに戻るには数日かかるという。