新建築材として道産木材活用へ／北見の非住宅施設で検証／生産技術や工法、コスト等―道水産林務部

　道水産林務部は本年度から、ＣＬＴ（新建築材料）に道産木材を活用するための検討に着手する。森林整備加速化・林業再生基金を活用し、来年１～３月の工期で北見市内に２階１４３平方メートルの非住宅施設を建設。生産技術や工法、建築コストなどの検討を行い、将来的なＣＬＴの国内移出につなげていきたい考えだ。
　ＣＬＴは、従来の合板とは異なり、製材を繊維方向が直交するように貼り合わせたもの。１９９０年代からヨーロッパで住宅や中高層建築物などの部材として利用されており、国内でも新たな木質材料として注目されている。