建設工事発注者連絡協開く／着工期から取組を推進／新たに建災防道支部が参加―道労働局

　道労働局は５日、札幌第一合同庁舎で２６年度労働災害防止にかかる建設工事発注者連絡協議会を開催した。本年度から新たに建災防道支部（岩田圭剛支部長）を構成員に迎え、労働災害防止のための施策を協議。安全衛生に配慮した取組や、今後の対応などを確認した。
　開会に当たり、主催者を代表して道労働局の能坂正徳労働基準部長があいさつに立ち、建設業における２５年の労災発生状況にふれ、死亡災は減少したものの、休業災が２年連続で増加していることを説明。さらに、熟練技術者・技能者等の人材が不足し、現場安全管理に支障を来す懸念もあることなどから、「追い込み期のみならず、着工期の段階から労働災害の減少に向けた取組を強力に推進し、職長教育の徹底にも注力する」と決意を示すとともに、各位の協力を求めた。