森林整備加速化・林業再生基金／延長求める声高まる／道産材の利用促進に不可欠

　道内では、年度末で期限切れとなる国の森林整備加速化・林業再生基金事業の延長を求める声が日に日に高まっている。路網整備や木質バイオマス利用施設整備など、道産木材の利用促進に向けた様々な事業で基金を活用。基金がなくなれば事業の実施は難しく、「公共事業費などで財源を確保しなければならない」（関係者）事態も想定される。道や道町村会などでは国に対し、今後も粘り強い要望活動を展開していく。
　基金事業は、２１年度補正予算で３ヵ年の時限事業として創設され、２４年度補正予算で３ヵ年延長。その間、予備費や補正予算で、基金の積み増しが行われてきた。