工事４３７件、委託６１０件／農業土木Ａ３４７件、Ｂ２１件など／道営農業２５年度工事等概要

　全道１４振興局はきょう２０日付で、２０２５年度農業農村整備事業工事等概要を各振興局のホームページで公表する。全体公表件数は、工事が４３７件、委託業務が６１０件。工事のうち、農業土木は３７０件で、等級別にみるとＡが３４７件、Ｂが２１件、Ｃが２件となっている。

　農政部は、工事等の円滑な実施に向け、地域の整備要望をもとに取りまとめた現段階の計画として、工事等概要を通常の工事等情報に先んじて公開している。
　工事では、施工時期ごとの整備見込み量やほ場配置状況、概々算の工事費などに加え、道内建設工事の状況を踏まえた資機材調達の観点から、特殊工事である杭工事の有無や建築工事の構造を記載。ＩＣＴ活用モデル工事については、２５年度から実施する草地版を含め対象案件が分かるよう示している。
　今回は、随意契約および発注者支援業務を除き、工事４３７件、委託業務６１０件の計１０４７件を公表する。工事の工種別内訳は、農業土木が３７０件、機械器具設置や舗装などその他が６７件。このうち農業土木をみると、Ａ等級が３４７件、Ｂ等級が２１件、Ｃ等級が２件となっている。
　振興局別の工事件数は、空知が１２５件と最も多く、次いでオホーツクが６１件、十勝が６０件など。委託業務についても、最多の空知が１６１件のほか、十勝が１０５件、オホーツクが８０件、上川が７０件などと続いている。
　３月に発注を予定しているゼロ国債・翌債対象工事は、全道で１64件。２月第３週にも入札公告のピークを迎えるものと見込まれる。