現年 函館１０３億、室蘭９６億／工事等情報２３日にも公表／国補正等の建管別・事業別配分額 － 道建設部

　道建設部は、２０２５年第１回臨時道議会で可決された補正予算に基づく建管別・事業別配分額をまとめた。水産林務部が所管する漁港整備を含めた国の現年補正、ゼロ国債に係る建管執行分を集計。現年分を建管別にみると、函館が最高額の１０３億８００万円で、以下、室蘭が９６億１５００万円、網走が８１億６６００万円などと続く。ゼロ国債は、釧路に４億４００万円を措置している。

　国の２０２４年度補正予算の成立を受け、道は１６日の臨時道議会に補正予算案を追加提案。冒頭に議決し、建設部は建管別・事業別の配分額を公表した。現年補正分の総額は、６５０億７７００万円。函館、室蘭、網走のほか、旭川に６２億３９００万円、帯広に６２億１５００万円、釧路に６１億１５００万円、小樽に５３億３４００万円など７建管に５０億円以上を計上している。
　事業別では、道路に１７０億５１００万円、河川に１６７億８０００万円、砂防等に１３４億２７００万円などを措置。防災・減災、国土強靱化のための５か年加速化対策の推進を図る。ゼロ国債は釧路に配分。漁港整備に４億４００万円を積み上げた。
　現年補正、ゼロ国債などを含む工事等情報は、２３日付での公表が有力。年度内開札分を本年度第８回、年度明け開札分を２５年度第１回として、同日に公表する建管が大半を占めるもようだ。