来年度予算越年編成で知事／ゼロ国債の確実な措置を／トンネルの安全確保も課題

　高橋はるみ知事は１３日の定例記者会見で、国の来年度予算編成が越年必至の情勢となっていることに伴い、ゼロ国債の取扱いに懸念を示し、「北海道経済を考えたときに不可欠」として確実な措置の必要性を訴えた。さらに、依然として厳しい経済状況を踏まえ、「選挙後の政権には、政治空白を短くし、予算編成を急いでいただきたい」と注文を付けた。

　中央道笹子トンネルの天井板落下事故についても言及した。すでに所管する道道のトンネル内付属物等の緊急点検に乗り出したことを説明しながらも、「大変な衝撃を持って見ていた」と回顧。その上で、「リニューアルが一番理想と思うが、そういうことが難しい中で、どのような形で道民の安全・安心を確保しながら、しっかりと検討をしていかないといけない大きな政策課題」との認識を示した。

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