全体８７.４％ ０.３p上昇／本紙集計 ６開建で前年度同期上回る／開発局 業務の１２月末平均落札率

　開発局所管発注業務の２０２０年度１２月末平均落札率が、本紙集計でまとまった。全体は８７.４％となり、前年度同期と比較して０.３ポイント上昇した。部局別にみると、函館、小樽など６開建と本局で上昇した。

　プロポーザル方式や随意契約を除く１００万円超の業務を対象に、平均落札率を算出。１２月末までに契約した対象件数は１９７５件で、前年度を７６件下回った。
　内訳をみると、土木関係コンサルは３５件下回る１２８１件、測量は３８件下回る４１２件、建築関係コンサルは１０件下回る４１件、補償関係コンサルは６件上回る９２件、地質調査は１件上回る１４９件となっている。
　業種別にみると、土木関係コンサルは０.２ポイント上回る８７.５％、測量は０.２ポイント上回る８５.９％、建築関係コンサルは０.３ポイント下回る８１％、補償関係コンサルは０.２ポイント下回る８７.９％、地質調査は０.５ポイント上回る９２.４％となった。
　全体の平均落札率を部局別にみると、函館、小樽、旭川、室蘭、網走、稚内の６開建と本局で上昇。網走は１.３ポイント、稚内は０.９ポイント上昇した。一方で、札幌、釧路、帯広、留萌の４開建は下降した。
　土木関係コンサルをみると、函館、小樽、旭川、室蘭、釧路、網走、留萌、稚内の８開建で上昇。網走は１ポイント、小樽は０.８ポイント上昇した。札幌と帯広の２開建と本局は下降した。
　測量は、旭川、室蘭、網走、稚内の４開建で上昇。室蘭は２.６ポイント、稚内は２ポイント上昇した。函館、小樽、釧路、帯広、留萌の５開建は下降した。札幌は同率だった。