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Ⅲ判定 中春別俵橋線など/道路分類、管理基準を見直し/道建設部 舗装長寿命化修繕計画

2023/02/01付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は、北海道舗装長寿命化修繕計画を改訂した。維持管理を行う基本となる道路の分類や管理基準などの見直しを図ったもの。これに伴い、道路分類B(損傷の進行が早い道路)と道路分類C(損傷の進行が緩やかな道路)に区分される路線および路面状況等を整理。2022年3月末時点で修繕段階のランクⅢと判定された路線をみると、道路分類Cでは、釧路建管所管の中春別俵橋線が10.5キロメートル、帯広建管所管の足寄原野上利別停線が6キロメートル、室蘭建管所管の静内浦河線が5.8キロメートルなどとなっている。

 建設部は、道路舗装の老朽化が進む中、これまでの事後保全型の維持管理から予防保全型の維持管理に移行し、快適で円滑な交通を確保していくことが重要と認識。維持管理コストの縮減と平準化に向け、18年3月に長寿命化修繕計画を策定した。
 維持管理を行う基本となる道路は、分類B(損傷の進行が早い道路)と分類C(損傷の進行が緩やかな道路)に区分しているが、今回は国に沿った形で基準を変更。これまで分類Bについては「大型車交通量500台/日・両方向以上車道」としていたが、「重要物流道路または大型車交通量1000台/日・方向以上の車道」に改めた。
 このほか、舗装点検に簡易な測定機器を用いることを明記したほか、点検結果に基づく健全性評価に関し、国と同様の管理基準を目安として設定。27年度までとする計画期間に変更はない。
 これらの見直しに伴い、道路分類Bと道路分類Cに区分される路線を整理。ランクⅢの路線を有するのは道東地域が中心となっている。

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