点検対象４６８４橋／建管別 旭川が最多６８１橋／橋梁長寿命化修繕計画 ２３～２６年度 － 道建設部

　道建設部が過日改定した北海道橋梁長寿命化修繕計画（以下、修繕計画）に基づく２０２３年度から２６年度までの４ヵ年における点検対象は、本紙集計で４６８４橋に上っている。年度別では、２３年度に１０５４橋、２４年度に１１３８橋、２５年度に１１８６橋、２６年度に１３０６橋の点検を予定。建管別にみると、旭川が最多の６８１橋で、以下、札幌が６５０橋、帯広が６３５橋などと続いている。

　建設部では、安全で円滑な交通を確保するとともに、合理的かつ効率的な維持管理によってコストの縮減や平準化を図るため、０９年度に修繕計画を策定。１７年度には改正道路法を踏まえ、施設の健全性評価を反映した修繕計画の一部改訂を行っている。
　今月には、国の方針などを考慮した形で修繕計画を改定。計画期間を１０ヵ年ではなく５ヵ年としたほか、横断歩道橋を除く全ての橋梁を対象に位置付けた。
　対象となる橋梁のリストも整理。２３年度から２６年度までの４ヵ年における点検対象をみると、計４６８４橋となっている。
　年度別にみると、２３年度が１０５４橋、２４年度が１１３８橋、２５年度が１１８６橋、２６年度が１３０６橋。建管別では、旭川、札幌、帯広のほか、室蘭が５８０橋、網走が５５０橋、函館が４１７橋などとなっている。
　点検に際しては、コスト縮減や事業の効率化を目的として、管理する全ての橋梁を対象に新技術の活用を検討。過年度の点検・診断において健全であることが確認され、触診や打音検査の必要性が低いと想定される橋梁については、点検でドローンの活用を重点的に検討していく。