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防災対策 23年度新規事業化へ/事業費260~320億試算/228号福島町松浦~松前町白神間 - 国交省
2023/03/17付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は、228号福島町松浦~松前町白神間における防災対策の2023年度新規事業化に向けた調整に入ったもようだ。技術検討会で示していた3案の中から、別線によって岩盤崩壊等の災害要因を回避し旧JRトンネルの断面を活用する「鉄道廃線跡地活用別線案」を選定。山側を通る延長約7.4キロメートルのルートで、約3キロメートルをトンネルが占める。事業期間は約10~15年を想定し、事業費として約260~320億円を試算している。228号福島町松浦~松前町白神間は急崖斜面が連続する地形で、防災点検個所が多数存在。特殊通行規制区間に指定されており、近年は災害による通行規制が増加している。
こうした状況を受け、函館開建は防災対策を講じるための技術検討会を設置。対策案として、岩盤崩壊等の現道斜面対策によって安全性を確保する「現道対策案」、別線によって岩盤崩壊等の災害要因を回避し最短ルートで連絡する「現道沿別線案」、別線によって岩盤崩壊等の災害要因を回避し、旧JRトンネルを活用する「鉄道廃線跡地活用別線案」の3つを示していた。
13日に開いた5回目の検討会では、比較検討の結果を確認。鉄道跡地および鉄道トンネルの活用によって現道の災害要因を回避し、地形改変面積を抑制できる「鉄道廃線跡地活用別線案」を最適と判断した。現道交通への影響を最小限に抑えられる別線ルートで、事業期間が最も短く、概算事業費が最も安価なことも選定を後押しした。
ルート延長は約7.4キロメートルで、吉岡漁港付近を起点に山側を通り、旧JR松前線と228号の交点を結ぶ。約3キロメートルをトンネルが占め、旧JRトンネルの断面を活用した整備が必要となる。橋梁工は3ヵ所で、それぞれの橋長は起点側から約20メートル、約140メートル、約30メートルで計画。事業期間は約10~15年を想定し、事業費として約260~320億円を見込んでいる。
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2023-03-16付 DOTSU-NET NEWS
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2023-03-15付 DOTSU-NET NEWS
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2023-03-14付 DOTSU-NET NEWS
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2023-03-14付 DOTSU-NET NEWS
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2023-03-13付 DOTSU-NET NEWS
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2023-03-13付 DOTSU-NET NEWS
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