若手技術者 チャレンジ型 効果的仕組を検討／ＣＰＤＳ 緩和措置徐々に廃止／開発局 総合評価実施方針案

　開発局は２７日、札幌第１合同庁舎で総合評価審査委員会を開き、２０２４年度実施方針案等を示した。工事では、若手技術者育成型のチャレンジ型において、より多くの参加が促されるよう、年齢評価等を組み合わせる試行を実施しつつ、参加や受注状況を把握しながらより効果的な仕組みを検討。ＣＰＤＳは、単位数の緩和措置を徐々に廃止させつつ、評価を継続する。

　会合では、総合評価落札方式の実施状況、落札要因の分析などを説明。各種試行工事の実施状況・分析を踏まえた２４年度検討事項も報告した。
　その上で取りまとめた２４年度実施方針案をみると、前年度の対処方針から一部を追加・修正。若手技術者育成型のチャレンジ型は、地域の実情を踏まえ、タイプを勘案して積極的に実施する。さらに、より多くの若手技術者の参加が促されるよう、年齢的要素を追加したものを実施するとしている。
　若手技術者育成型の年齢制限および年齢評価は、近年の試行実績や移行傾向等を踏まえ廃止とする。
　ＣＰＤＳ（継続学習制度）の技術評価点は、業界からの意見・要望をもとに、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う単位数の緩和措置を徐々に廃止させつつ、評価を継続するとした。
　業務の実施方針案のうち、前年度からの追加・修正個所をみると、技術者育成型における管理（主任）補助技術者の試行は、２３年度の業務品質を把握した上で、適用の拡大を検討するとしている。