首位は宮坂建設 ５６億／総額７６１億、長期国債除く 本紙集計／２３年度ゼロ国・翌債工事受注実績 － 開発局

　全道１０開建の２０２３年度ゼロ国債・翌債工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。札幌、旭川、室蘭、帯広の４開建で計１６件、５５億７０４６万円を受注した宮坂建設工業（株）(帯広)が前年度に続いて首位。受注総額は、前年度実績と比較して５.５%増の７６１億２６００万円に上った。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２３年度ゼロ国債、翌債を集計した。長期国債、平準化国債、事業加速円滑化国債と、年度前に開札し今月１日以降に落札決定した年間維持工事等の一般歳出分は除く。ＪＶでの受注は出資比率に応じて構成員ごとに加算している。
　受注業者数は５社増の２６９社。首位は宮坂建設工業で、２位以下は１３件、２４億４８１２万円の道路工業（株）(札幌)、９件、２３億５４２８万円の荒井建設（株）(旭川)などと続く。
　前年度に上位３０位圏外だった草野作工（株）（江別市）は１０位、赤川建設興業（株）（旭川）は１２位、大北土建工業（株）（富良野）は１４位、（株）丸善建設（美瑛）は１７位、（株）磯田組（日高）は１９位に躍進した。
　受注額が増加したのは皆増を含め１９３社、２倍以上受注額を増やしたのは２７社に。
　１０億円以上を受注したのは６社増の１５社、５億円以上は２社減の３３社、３億円以上は４社増の７１社だった。