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47工区実施 18.5P増、56%/工種別 ほ場整備が最多に/ICT活用モデル工事実施状況 - 道農政部 9月末

2024/11/12付 DOTSU-NET NEWS
 道農政部は、2024年度ICT活用モデル工事の実施状況をまとめた。9月末時点において、対象工事84工区のうち47工区で実施。簡易型ICTを導入し、前年度から大幅に件数を増やしたにもかかわらず、実施率は既に前年度実績を18.5ポイント上回る56%を記録した。工種別にみると、ほ場整備が最多の19件で、用排水路が10件、畑かん施設が6件などと続いている。
 同部では、農業土木工事を請け負う建設業の労働環境改善や施工効率化を図るため、情報化施工の本格運用に向けたICT活用モデル工事を試行。掛り増し経費を設計変更によって計上する受注者希望型で、23年度は16件を発注し4振興局で6件の実施となった。
 本年度は、モデル工事の取組を拡大。ICT建設機械による施工を必須としている従来の全面的・部分的な活用に加え、3次元設計データ作成および3次元データによる出来形管理・納品を条件にICT建機での施工を除外した簡易型も導入した。
 9月末時点では、モデル工事84工区に対し10振興局、47工区がICTを活用。実施率は56%と前年度実績を18.5ポイント上回った。
 振興局別にみると、実施件数は十勝が13件と最も多く、このほか空知が11件、オホーツクが8件、上川が5件など。実施率は、100%の日高と渡島をはじめ、4振興局で90%以上となった。
 前年度と同様に、多くの現場でICT建機による施工を含めた活用が図られている状況だ。
 25年度は対象工事のさらなる拡大を予定しており、26年度のICT使用原則化に向けて着実に取組を展開していく。

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