札建の１事業を７月に／白石本通地区の第二電共／ＰＦＩ実施方針２５年度策定見通し － 国交省

　国土交通省におけるＰＦＩ事業に係る実施方針の２０２５年度策定見通しがまとまった。道内分をみると、札幌開建所管の１２号白石本通第二電線共同溝ＰＦＩ事業が対象に。白石本通地区の電線共同溝の設計業務、工事業務、維持管理業務を実施する。実施方針の策定は、７月上旬ごろを予定している。
　国交省では、所管事業でＰＦＩ事業を積極的に推進。民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第１５条第１項の規定に基づき、ＰＦＩ事業の選定における透明性をより一層確保するため、実施方針を定める前の段階において、対象事業を公表している。
　うち、電線共同溝事業は、本体工事期間中に予算のピークを迎えるため、平準化が必要となっているほか、電力会社や通信会社などの関係者が多く、事業調整に時間を要している現状にある。
　一方で、ＰＦＩ手法を導入した場合は、施設整備費の割賦払いが可能に。管路整備に精通した民間の技術やノウハウの活用を促進することもできる。
　道内分をみると、２５年度は、札幌開建所管の１２号白石本通第二電線共同溝ＰＦＩ事業が対象に。民間の技術的ノウハウを最大限活用することで、これまで以上に効率的・効果的な無電柱化事業の推進につながることが期待されている。