トップページ >
DOTSU-NET NEWS一覧 >
DOTSU-NET NEWS詳細
専門高校機能強化へ/人材育成・確保の転換期に注目/文科省ネクストハイスクール構想
2026/03/17付 DOTSU-NET NEWS
2040年の人材育成を見据えて―。26年度は、高校教育改革の胎動を感じる1年になりそうだ。昨年末の文部科学省補正予算に盛り込まれた、いわゆるN―E.X.T.(ネクスト)ハイスクール構想。専門高校の機能強化、普通科高校の特色化・魅力化などが位置付けられており、少子化やAI技術の進展など産業構造の変革への対応は急務だ。建設業協会や地元商工会などを中心に工業高校や農業高校、普通科高校に対する協力・支援の取組が定着する中、人材育成・確保の転機になり得る改革の動向を注視する必要がある。ことし2月に経済産業省がまとめた産業・就業構造推計改訂版によると、2040年の本道においては、AI・ロボット等の活用を担う人材が17万人、生産工程に携わる人材を含む現場人材が30万人それぞれ不足。一方で、事務を担う人材は7万人の余剰が生じるとされている。
学歴間の需給ミスマッチでは、普通科高卒人材が5万人、工業科高卒人材が6万人、大卒・院卒の理系人材が7万人それぞれ不足するとされ、変化を見据えた教育内容の転換を急ピッチで進める必要がある。
ネクストハイスクール構想は、25年度補正予算で措置された約3000億円の基金を各都道府県に配分。26~28年度の3ヵ年で、1都道府県当たり最大62億円を支援し、高校教育改革を先導する拠点校を創出する。先導拠点校では、27年度からの新たな財政支援、仮称・高校教育改革交付金を活用。①専門高校の機能強化・高度化②普通科改革を通じた高校の特色化・魅力化③地理的アクセス・多様な学びの確保―の3類型に応じた取組を進める。
現段階でのイメージをみると、地域の産業界などとの連携・協働による定期的な企業等での業務実践、高校での理論学習と企業等での実践が往還する学びの深化、企業等の専門家による継続的な指導を受けながら、より高度で実践的な内容を学ぶ学校設定科目の開設などが例に挙がる。
道内建設産業では、地元工業高校や農業高校など専門高校と建設業がタッグを組んだ人材育成に資する取組が各地で定着。帯広建協と帯広工業高校との意見交換会や現場見学会、空知建協と岩見沢農業高校との連携授業、倶知安農業高校が開設するアグリベースコースへの連携・支援などが行われている。
道建設部がまとめた「建設産業ミライ振興プラン」をみると、建設産業のイメージアップ、若者の入職促進、女性の雇用や活躍促進、魅力ややりがいの発信などに資する取組が位置付けられている。一方で、普通科高校へのさらなる働きかけ、小中学生段階からの建設産業に触れる機会の拡充などの必要性を指摘する声も強い。
北海道建設業協会(岩田圭剛会長)も、高校教育改革の動向を注視する。鎌田正志労務部長は、建設業の担い手確保に向けて「小中高校生のイメージアップを図る必要がある」と強調する。高校改革が進み、教育内容が一層充実することで「小中学生の進路に対する意識が高まるのでは」と展望。人手不足は建設業に限らず、どの産業にとっても重要な課題だ。「子どもたちにとって、建設業への入り口に近づく改革を期待したい」と力を込める。
道教育委員会は先導拠点校を選定すべく、近く公立高校を対象に説明会を開催。現段階では3、4校程度に絞り込むとみられ、5月中旬をめどに国に申請、6月下旬ごろにも採択される見通しだ。
その他のDOTSU-NET NEWS 一覧
未契約繰越2440億/国補正関連 公共は1220億/道 新年度への繰越明許費(最終)
2026-03-16付 DOTSU-NET NEWS
道の2025年度から26年度への繰越明許費が本紙調査で判明した。各補正予算提案時の設定額をまとめたもので、最終繰越額は3258億8200万円余り。うち、未契約繰越として2439億7200万円余りを設定した。国の経済対策および国土強靱化実施...道路 中川天塩が対象/地すべりは手稲山地区/26年度予算新規事業採択時評価 - 国交省
2026-03-16付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は、2026年度予算に向けた新規事業採択時評価の手続きに着手した。道内関係の候補個所をみると、道路事業では、道縦貫道の中川天塩道路が対象に。地すべり対策事業は、手稲山地区が盛り込まれている。 国交省は、公共事業の効率性および...水産林務部長 野村氏か/振興局長 オホーツク等で交代も/道の4月1日付幹部人事予想
2026-03-13付 DOTSU-NET NEWS
道は、4月1日付の人事異動に向けて検討を進めている。発注3部関係の幹部人事をみると、本庁部長級ポストでは、水産林務部長が交代するもようで、後任には野村博明オホーツク総合振興局長の名前が浮上。関俊一建設部長と鈴木賢一農政部長は留任するものと...受注高 8.4%減1514億/1月道内工事受注動態調査 - 国交省
2026-03-13付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は、2026年1月の建設工事受注動態統計調査結果をまとめた。本道の受注高は、前年同月比8.4%減の1514億4600万円。内訳をみると、元請受注は13.6%減の749億8200万円となった。元請受注のうち、公共機関からの受注は4...北村遊水地に最大151億円/共和~余市間 94億円、都心アクセス 84億円/開発局の26年度直轄事業計画
2026-03-12付 DOTSU-NET NEWS
開発局は2026年度政府予算案に関する事業計画をまとめ、11日付で各地方公共団体等に提示した。主な事業をみると、河川改修では、北村遊水地に最大151億円を投入。流域治水整備事業の石狩川下流には最大94億円を投じる。道路は、5号倶知安余市道...確認書類9種類に限定/4月以降の簡易型総合評価で/道建設部 検査書類限定型工事を試行
2026-03-12付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、4月1日以降に公告する建管発注工事で、検査書類限定型を試行する。完成工事検査で確認する書類を施工計画書や施工体制台帳、工事施工協議簿など9種類に限定。検査業務の効率化を図り、受発注者双方の負担軽減を図る。試行は、営繕工事を除く...労働時間 建設業は意見分かれ/規制緩和に慎重な議論必要/働き方改革関連総点検調査
2026-03-11付 DOTSU-NET NEWS
厚生労働省が取りまとめた働き方改革関連法施行後5年の総点検調査結果によると、労働時間を「増やしたい」との回答は全体の約10.5%となったが、建設業からは天候条件に左右されやすい特殊な業務性質や、受注量を増やす観点などから上限規制の緩和を求...新幹線 建設費負担抑制など/地域未来戦略に対する提案で/知事 きょう中央要請
2026-03-11付 DOTSU-NET NEWS
鈴木直道知事は、きょう11日に東京都内を訪れ、国が6月に取りまとめる地域未来戦略に関する中央要請を行う。尾崎正直内閣官房副長官、金子恭之国土交通大臣に対して、北海道新幹線の開業延期に伴う道や沿線自治体の建設負担金抑制や、本道における雪害の...



