工事成績の「創意工夫」を見直し より的確な評定へ―道農政部

　道農政部は、工事施行成績の「創意工夫」における評価の取扱いについて、一部見直す方向で作業を進めている。各振興局で取扱いに差異が生じていることから、一層的確な評定に向けて平準化を図るもの。３Ｄ対応のＣＡＤ使用のみを評価対象とするなど、従来の取組よりも工夫を求めることを想定している。９月下旬までに内容を固め、十月上旬の全道検査専門員連絡会議で周知を図る方針。 　「創意工夫」は、仕様書等で定められている以上の取組や、仕様書等で定められていない取組について、現場における目的と効果が適応し、実施を確認したものを評価する。ただ、すでに大半の現場で実施されている取組も評価対象とするケースもあるなど、各振興局で評定の取扱いに差異が生じていた。 　このため、評価の取扱いについて、一部見直しに着手。見直しに当たっては、従来、評価対象としていた取組よりも工夫を求める方向で検討を進めている。 　例えば、ＣＡＤに関しては、農家との打ち合わせに使用すれば評価対象としていたのを、成果品をイメージしやすい３Ｄ対応のＣＡＤに限定するような方向で検討。ＡＥＤの評価については、設置するだけではなく、安全講習の実施まで求めることなどを想定している。 　９月下旬までに内容を固め、十月上旬に開かれる全道検査専門員連絡会議で周知し、共通理解を図る方針。これらの見直しによって、より一層的確な評定に努めることとしている。