開発局発注工事の６月末平均落札率 わずかに下降し９１.６％

　開発局発注工事の６月末平均落札率は、本紙調査で９１.６％となっている。前年度同期との比較で、０.１ポイントとわずかながら下降。部局別では、函館、室蘭、留萌の３開建と本局が上回っており、札幌、旭川を除く８開建と本局が９０％以上となっている。一般土木に限ると、落札率は８８％で０.６ポイント下降。前年度を上回ったのは函館、室蘭、帯広、留萌の４開建で、９０％以上は函館、室蘭、網走、留萌、稚内の５開建となっている。 　予定価格２５０万円を超える以上の工事を対象に、契約日ベースで集計。工事ごとに落札率を計算し、その平均を算出した単純平均落札率で、随意契約は除外している。第１.４半期の契約工事件数は、５７件減の３７６件。このうち、一般土木は５０件減の７５件となっている。 　工事全体の部局別落札率をみると、９０％以上は札幌、旭川を除く８開建と本局。最高は留萌の９５.８％で、以下、９５.６％の室蘭、９４.６％の稚内などが続いている。一方、札幌、旭川の２開建が８０％台にとどまっている。 　前年度同期との比較では、本局で７.１ポイント上昇したのを筆頭に、室蘭が２.５ポイント、留萌が１.７ポイント、函館が０.７ポイント上回った。この３開建と本局以外は低下。最も下がったのは稚内で、１.８ポイント下降した。このほか、旭川、釧路が１.４ポイントと計３開建で１ポイント以上の低下となっている。 　一般土木をみると、最高は留萌の９６.６％。以下、函館が９５.６％、稚内が９５.５％と続き、室蘭、網走を加えた５開建が９０％以上となった。最低は旭川の８０.３％。札幌は８５.７％、帯広は８６.９％となっている。 　前年度同期との比較では、函館が６.９ポイント上昇。ただし、６月末現在における一般土木の契約は１件のみ。このほか、留萌が３.１ポイント、室蘭が２.４ポイント、帯広が１.９ポイント上昇した。 　一方、落ち込みが目立つのは旭川で８.１ポイントの低下。このほか、釧路が１.９ポイント、稚内が１.１ポイント、網走が１ポイントと計４開建で１ポイント以上下回っている。