開建執行分の６月末工事受注３００傑 １億以上３億未満が２０社増、１９９社

　開発局の６月末開建執行分工事業者別受注上位３００傑が、本紙集計でまとまった。首位は、札幌と旭川の２開建で合計２９億５,１００万円を受注した岩田地崎建設。以下、鹿島建設、宮坂建設工業が続いている。受注額別の業者数では、１０億円以上が２６社で、前年度同期を１社下回った。３億円以上５億円未満が６１社で１４社増、１億円以上３億円未満が１９９社で２０社増となっており、地域の中堅企業の受注が目立つ結果となっている。上位２０社のうち道内５社、道外１社の計６社の顔ぶれが入れ替わり、道内業者は１社増の１２社となっている。 　設計変更分を含まない速報値。ＪＶの受注額は出資比率に応じて構成員ごとに加算した。２２年度翌債、ゼロ国債は全額加算。長期国債は２３年度支払額を計上した。 　６月末現在の受注業者数は１５社増の５９５社。受注総額は０.３％の微減となる１,４７７億８,９００万円で、４億７００万円下回った。 　上位２０社の受注額合計は、１７.９％、８８億４,０００万円減の４５億９,２００万円、上位百社では９.５％、９３億１,０００万円減の８８９億８,９００万円となった。 　一方、１１～２００位の業者の受注額合計は１４％、３３億６,６００万円増の２７３億４,３００万円、２１～３００位は１８.３％、２４億２,０００万円増の１５６億４,２００万円と前年度同期を上回った。１１～３００位の２００社のうち、約７割が前年度同期よりも受注を伸ばしており、地域の中堅企業が堅調に受注している状況が見てとれる。