小中学生向けのＰＲパンフレット作成／学校等での活用期待―道建協

　（社）北海道建設業協会は、建設業に対する理解促進を図るため、小中学生向けのＰＲパンフレットを作成した。労務研究会（中本恵才委員長）が作業を進めたもので、土木と建築の違いや、土木・建築施設とそれに携わる建設業の役割を分かりやすく紹介している。１万部を作成し、道内の全小・中学校のほか、開建、建管、教育庁、経済団体などに配布。授業や社会見学、行政機関の出前講座などで活用してもらい、子どもたちに少しでも興味と関心を持ってもらえるよう期待している。 　建設業において若年層の入職者が減少し、技術者不足の問題が懸念される中、これまでも道建協では様々な取組を実施。ＰＲ用の冊子についても、道労研が中心となり、２０年度から「建設業入門」を作成している。 　しかし、対象としていたのは高校生や専門学校生で、建設業と社会とのかかわりなどについて興味を持ってもらうためには、より低年齢の層にも働きかけていくことが必要と認識。従来のものに加え、小中学生を対象とした新たなパンフレットを作成することとした。 　「建設のしごとってなに？」と題したパンフレットでは、各施設の役割を含めて、土木と建築の違いを紹介。イラストや写真を中心に、具体的な施設の役割と、建設業のかかわりを分かりやすく説明している。また、様々な現場で活躍する建設機械の様子も掲載し、身近な生活に建設事業が密接にかかわっていることをＰＲする内容となっている。 　同協会のホームページにもパンフレットを掲載。詳細の問い合わせ等は各地方協会まで。