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ほ場標準設計図作成/道農政部 積算システム効率化へ/業務改善プログラムの取組加速
2022/09/09付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は「働き方改革に対応した業務改善プログラム」に基づく取組を着実に展開している。本年度は、委託業務成果品の明確化として、ほ場整備に係る細工種ごとの必要図面を示した標準設計図を作成。情報共有システム「N4システム」については、工事協議簿の修正等を可能とするシステム改修を経て、一層の利便性向上を図っている。積算システムなどの効率的な運用に向けた検討にも着手しており、引き続き、受発注者双方の業務効率化につながるよう取り組んでいく。農業農村整備事業を巡っては、農家戸数の減少による経営規模の拡大、頻発する大規模自然災害への対応といった課題が山積。地域からの整備要望は増加傾向にあり、技術者の高齢化や担い手不足が深刻化する中、受発注者における労働環境の改善は待ったなしの状況だ。
道農政部では、発注者の業務と受注者に依頼する業務の双方の内容を見直し、全体を包括して効率化する働き方改革に対応した「業務改善プログラム」を策定。プログラムの柱には、業務の効率化、業務の平準化、技術力の向上・継承の3点を掲げた。
本年度の主な取組内容をみると、2020年度から本格運用しているN4システムの活用促進に向けて改修作業を実施。システム内で作成した協議簿の編集機能を追加するとともに、データ整理簡略化のため登録ファイルや協議簿の一覧表を作成するなど、利用者目線に立ったシステム改良を継続している。
真に必要な委託業務成果品に関し、6月にはほ場整備の標準設計図を作成。業務で作成する図面を明確化し、図面名称や記載内容を統一することで、一体的な業務改善を図っている。
このほか、整備構想の検討段階からの地域支援等を通して、事業計画の精度向上に寄与。積算システム等の効率的な運用に係る検討にも乗り出すなど、今後を見据えたさらなる業務効率化に向けて取組を加速させていく。
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