トップページ > DOTSU-NET NEWS一覧 > DOTSU-NET NEWS詳細

ゼロカーボン8割で実施/NEXCO、JRTTも参画/石塚開発局長が記者会見

2022/11/17付 DOTSU-NET NEWS
 開発局の石塚宗司局長は16日、札幌第1合同庁舎で記者会見を行った。カーボンニュートラルに向けた取組に言及。本年度から試行を開始した北海道インフラゼロカーボン試行工事について、10月末段階で対象工事1493件中、8割に相当する1200件で取り組んでいることを説明。新たに東日本高速道路(株)道支社、鉄道・運輸機構(JRTT)においても試行に参画したことを明らかにし、「今後も裾野を拡大していきたい」との方針を示した。今冬の除雪体制、i―Snow、AI/Eye River(アイ・リバー)の取組についても紹介した。

 CO2削減に資する取組を実施した場合に工事成績で加点する北海道インフラゼロカーボン試行工事については、10月末時点で所管発注対象工事1493件のうち、「8割に相当する1200件で実施している」と説明。ソーラーパネル・LED照明の設置、バイオ燃料の活用などに取り組んでいることを紹介した。
 試行に取り組む機関としては、道、札幌市に加え、新たに東日本高速道路、JRTTも参画したことを表明。「裾野の拡大に向け取り組んでいく」との考えを示した。さらに、取組現場に専用のロゴマークを掲示し「取組を内外に発信していきたい」と力を込めた。
 今冬の取組についても言及。除雪延長6854キロメートルに対し除雪機械1070台で対応することを説明。今冬から「新たにハンドガイド式の小型除雪機を配備し自治体への貸し出しを可能とした除雪支援体制を強化する」との方針を表明。全道の道路事務所全70台の配備を予定している。
 一方で、札幌市との道路除排雪に関する協定に関し今月7日に開発局、道、札幌市、東日本高速道路(株)が参加する冬期道路に関する連絡調整会議を設置したことを報告。札幌市内大雪時のタイムラインを作成したことを明らかにした。
 さらに、大雪に備え豊平川河川敷地を活用し「雪堆積場3ヵ所を増設、1ヵ所拡充し合計12ヵ所となった」とし「全体で2割増になる」と体制強化を図ったことを説明した。
 i―SnowとAI/Eye Riverの取組紹介では、実際に除雪時のシュート装置、映像鮮明化技術、AIを活用した河岸浸食検知に係る動画を紹介。映像鮮明化技術では、吹雪時に視界がクリアになっている映像、凍結散布材の自動化に取り組んでいる様子、河岸浸食検知では変状、物体、サイズとAIを使って把握する画像などを示した。また、ダム監査廊でドローンが自動で飛行している動画も上映。インフラDXに着実に取り組んでいることを紹介した。

その他のDOTSU-NET NEWS 一覧

工事 泰進建設など20者/委託はダイシン設計等5者/22年度農業農村整備優秀業者表彰 - 道農政部

2022-11-16付 DOTSU-NET NEWS

 道農政部は15日、2022年度農業農村整備事業優秀業者表彰の受賞者を発表した。農業土木工事部門は、(株)泰進建設(札幌)やタカハタ建設(株)(旭川)など20者が受賞。委託業務部門では、ダイシン設計(株)(札幌)をはじめ5者が栄に浴した。表...

脱炭素化へ再エネ拡大/農業基盤整備で生産力強化/国土審道開発分科会計画部会

2022-11-16付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省北海道局は15日、ウェブで国土審議会北海道開発分科会第6回計画部会を開催した。新たな北海道総合開発計画の策定に向けて、個別分野の施策を議題に協議。農業生産力の強化に資する生産基盤の整備、地球温暖化対策を先導する活力ある脱炭素社会...

首位は宮坂建設97億円/本紙集計 10億超47社に/開発局9月末工事業者別受注実績

2022-11-15付 DOTSU-NET NEWS

 開発局の2022年度9月末工事業者別受注実績が本紙集計でまとまった。首位は、札幌、旭川、室蘭、釧路、帯広の5開建から27件、96億7027万円を受注した宮坂建設工業(株)(帯広)。受注総額は、前年度同期と比較して14.8%減の2380億9...

道内建設業 高い健全性/12項目過去5年で最高値/北保証 21年度財務比率調査

2022-11-15付 DOTSU-NET NEWS

 北海道建設業信用保証(株)(吉田義一社長 ※吉は土に口)は、2021年度道内建設業の財務比率をまとめた。売上高総利益率は22.4%、売上高営業利益率は3.3%となり、前年度と比べて共に微増。総資本経常利益率が5.9%と微減となったものの、...

対象工事250件程度か/下旬にも発注情報 本紙調査/開発局 2次補正予算現年分

2022-11-14付 DOTSU-NET NEWS

 開発局における2022年度第2次補正予算案に基づく現年分の工事発注件数は、250件程度になるもよう。本紙調査によるもの。補正予算対象工事などを盛り込んだ発注見通しは、予算成立後に公表される。国会のスケジュールによるが、公表は最短で今月下旬...

自動飛行ドローン活用/17日実証実験 道内初/開発局 ダム監査廊点検で

2022-11-14付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、ダム監査廊内の点検でドローンを活用する。省人化や効率化を目的としたもので、インフラDXの一環。17日午後1時30分から新得町内の十勝ダム監査廊で実証実験を行う。監査廊で事前にプログラミングしたドローンを自動飛行させ、挙動などを確...

1.2P下降85.3%/9開建と本局で下回る/開発局 9月末業務平均落札率

2022-11-11付 DOTSU-NET NEWS

 開発局発注業務における2022年度9月末平均落札率が、本紙集計でまとまった。全体では、85.3%となり前年度同期と比べ1.2ポイント下降。札幌、小樽など9開建と本局で下回った。業種別にみると、土木関係コンサルは1.3ポイント下回る85.9...

環境調和型の水産業へ/17日 札幌市で初回会合/道 ブルーカーボン推進協を設立

2022-11-11付 DOTSU-NET NEWS

 道は、北海道ブルーカーボン推進協議会を設立し、17日午前10時から札幌市内の第二水産ビルで第1回会合を開く。CO2の新たな吸収源として期待されるブルーカーボンに関する道内の取組推進を目的としたもので、協議会には外部有識者や国等の研究団体、...