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データ検索機能追加など/月報作成は24年度適用目指す/N4システムの利便性向上へ - 道農政部

2023/02/21付 DOTSU-NET NEWS
 道農政部は、農業農村整備事業情報共有システム(N4システム)のさらなる利便性の向上を図るため、各種システム改修を進めている。現在、フォルダ内の共有データ検索機能の追加や、メモ欄の視認性向上に向けた作業を実施。早ければ5月の実装化を見込む。このほか、月報についてはシステム内で作成・編集ができるよう検討しており、2024年度発注工事からの適用を視野に入れる。

 N4システムは、CADなどの大容量データの送受信や、受発注者をはじめとする関係者間の速やかな情報共有を目的とした農政部独自のシステム。19年度の試行運用を経て、20年度から本格運用を開始した。
 発注者による周知やユーザー目線に立った改修が功を奏し、システムの利用は着実に広がりをみせている。22年度12月末時点で、工事は随意契約を除き発注工区の97.2%に当たる457件、委託業務は78.1%の667件で活用。前年度同期と比べ、利用率はそれぞれ7.1ポイント、9.9ポイント上昇した。
 工事は100%の目標値を設定する中、同部では一層の利便性向上を目指し23年度もシステム改修を行う。共有データに関しては、所有データの一覧をエクセルで整理できる機能を備えるのみにとどまっていたが、タイトル名を入力することでデータを呼び出す検索機能を追加。データに添えるメモ欄も、一目で内容の全体を把握できるよう表示方法を工夫する。
 業界からの要望を受け、工事月報や旬報もシステム内で作成・編集できるよう検討中。現段階では月報から先行して着手する方針で、本年度内の実装化を目指す。旬報については、内容の簡素化を図った上で同様に対応するとしている。

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