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鋼橋で8+5+6径間/1022m 橋脚・橋台23基/札幌開建 5号創成川通DA橋

2023/03/31付 DOTSU-NET NEWS
 札幌開建所管の5号創成川通事業で新設するダイレクトアクセスランプ橋(DA橋)の予備設計段階の諸元がまとまった。延長は1022.5メートルで、上部には鋼8径間連続合成少数鈑桁、鋼5径間連続鋼床鈑箱桁、鋼6径間連続合成少数鈑桁を採用する計画。下部は、逆L型鋼製橋脚22基と逆T式橋台1基で構成する。今後の詳細設計で構造を固めていく。
 5号創成川通は、札幌都心部と札樽自動車道の4.8キロメートル区間を地下トンネルでつなぐ事業。約1200億円の事業費を見込む。
 DA橋は、札幌北ICと地下トンネルをつなぐもの。札幌北ICを抜け「北27条」ダイレクトアクセス専用入口へ進む。
 予備設計の結果、総延長1022.5メートルとなり、橋幅は6.39メートルに。総幅員は5.5メートルの1車線で、車道部3.25メートル、左側路肩1.5メートル、右側路肩0.75メートルで構成する。
 3橋に分けて整備を計画し、札幌北IC側から、A橋、B橋、C橋を架設する。現在、札樽自動車道の北IC付近とA橋の間の区間については東日本高速道路(株)と連結協議を進めている。
 橋脚は、A~C橋区間外の3基を含めた計22基とし、杭径1200ミリメートルの鋼管ソイルセメント杭と直径3・5~4ミリメートルのオープンケーソンを併用する。
 A橋をみると、橋長333.3メートルで、上部は鋼8径間連続合成少数鈑桁、下部は逆L型鋼製橋脚とした。基礎は鋼管ソイルセメント杭で、杭長17.5メートル程度。9基の橋脚を設置予定で、1基につき8~12本の杭を築造する。
 B橋は、橋長294.5メートルで、札幌北ICから札幌都心部方面へ方向転換するカーブ個所を含む。上部を鋼5径間連続鋼床鈑箱桁、下部を逆L型鋼製橋脚とした。橋脚は、A橋との重複を除いて5基。オープンケーソンを採用する。
 C橋は、橋長252.65メートルで、上部を鋼6径間連続合成少数鈑桁、下部を逆L型鋼製橋脚と逆T式橋台で構成。橋脚は、B橋との重複を除いた5基。基礎は、オープンケーソンと鋼管ソイルセメント杭を併用し、杭長は17~20メートル程度とする。
 今後詳細設計に着手し、構造を固めていきたい考え。早期の着工を目指し鋭意作業を進める。

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