国営・道営等４９５３ha／振興局別 空知１２３６haで最多／２４年度暗渠排水実施見込み

　道農政部は、国営・道営・団体営事業を合わせた２０２４年度の暗渠排水実施見込みをまとめた。全道で４９５３ヘクタールの整備を計画。事業主体別の内訳は、道営が３２０５ヘクタール、国営が１４８８ヘクタール、団体営が２６０ヘクタールとなっている。
　使用管材をみると、合成樹脂管が４４１３ヘクタールで全体に占めるシェアは８９.１％。振興局管内別に、最多の空知で１２３６ヘクタール、十勝で１０４４ヘクタールを見込んでいる。
　２３年度の翌債およびゼロ国債対象工事を含む執行ベースの集計で、暗渠排水の実施予定面積は４９５３ヘクタール。前年度と比べ６６８ヘクタールの減となるが、要因として資材高騰などによる施工面積の減少などが見込まれている。
　事業主体別にみると、国営は９振興局管内において１４８８ヘクタールを計画。最多の空知が３８６ヘクタールで、このほか上川が３８１ヘクタール、檜山が１５１ヘクタールなどとなっている。管種は、合成樹脂管で１４５４ヘクタール、素焼土管で３４ヘクタールを予定している。
　道営では、１４振興局で３２０５ヘクタールを実施する見通し。面積の多い順に、十勝が９３０ヘクタール、空知が７９２ヘクタール、オホーツクが５８９ヘクタールなどと続く。管種として、合成樹脂管は２７５１ヘクタール、素焼土管は４５４ヘクタールを見込んでいる。
　団体営は、１１５ヘクタールの十勝をはじめ８振興局で２６０ヘクタールを予定。管種の内訳は、合成樹脂管が２０８ヘクタール、素焼土管が５２ヘクタールとなっている。