主要３機関４月末工事発注額／１５７５件、１９４５億円／本紙集計 件数、金額前年度下回る

　開建、建管、振興局農業―道内主要３機関の４月末工事発注額は、本紙集計で１５７５件、１９４５億１１００万円余りとなった。前年度同期と比べ、件数で４５件、金額で４６億９２００万円余り下回った。開建は件数に変動はなかったものの、金額は増加。建管、振興局は件数、金額とも下回った。債務負担行為等による発注は、１２０６件、１３３８億９８００万円余りとなり、件数で９件、金額で２６億９３００万円余り上回った。４月１ヵ月間では、３６９件、６０６億１２００万円余りを発注。５４件、３１億５０００万円余り下回った。

▼開発局
　８５６件、１４８６億６８００万円余りを執行した。前年度同期と比べ、件数に変動はなかったものの、金額で４９億１６００万円余り上回った。債務負担行為等による発注は５７０件、９７８億６００万円余りで、件数で２１件、金額で５０億３５００万円余り上回った。４月発注分は２８６件、５０８億６１００万円余りで、件数で２１件、金額で１億１９００万円余り下回った。
　開建別にみると、金額は函館、旭川、釧路、帯広、網走、留萌、稚内の７開建で増加。債務負担行為等による発注も函館、旭川、釧路、帯広、網走、留萌、稚内の７開建で増加した。４月発注分は、函館、旭川、釧路、帯広の４開建で上回った。
▼道建設部
　５００件、２５２億３３８３万円余りを執行した。前年同期と比べ件数は２８件減、金額は２４億９２１８万円余りを下回った。内訳は、債務負担行為による発注が４５８件、２０３億８０４０万円余り、４月発注分が４２件、４８億５３４５万円余りとなった。債務負担行為が３３億３６７２万円余り下回った一方、４月発注分は８億４４５５万円余り上回った。
　債務負担行為による発注額は旭川、網走、帯広の３建管で増加。４月発注分は函館、旭川、留萌、稚内、網走、釧路の６建管で増加した。
▼道農政部
　２１９件、２０６億９００万円余りを執行した。前年度同期と比べ件数で１７件、金額で７１億１６００万円余り下回った。内訳は、債務負担行為等による発注が１７８件で１５７億１１００万円余り、４月発注分が４１件で４８億９７００万円余りとなった。金額は、債務負担行為等が９億９４００万円余り上回り、４月発注分が３８億７５００万円余り下回った。
　債務負担行為等による発注額は、皆増の日高をはじめ、空知、石狩、上川、十勝の５振興局で増加。４月発注分は、宗谷と十勝で増加した。

　【集計方法】消費税込みで集計。２０２３年度ゼロ国債、補助ゼロ道債は全額を計上した。長期国債、翌債は年割額に基づく２４年度支出相当額、ゼロ道債は前払い金を除く６割相当額を算入している。発注状況は入札結果をもとにした速報値で、各発注機関の発表数値とは必ずしも一致しない。表中の発注額は１００万円未満を切り捨てているため、内訳と合計が一致しない場合がある。