坂場局長 建設業を持続可能に／他の模範 高い技術力称賛／開発局 優良工事等表彰局長表彰

　開発局は３０日、札幌第１合同庁舎で２０２４年度優良工事等表彰の局長表彰式を挙行した。坂場武彦局長が受賞者の代表者と技術者一人ひとりに表彰状を授与。他の模範となる優秀な成果と高い技術力に敬意を表するとともに、第９期北海道総合開発計画の着実な推進とわが国の発展に向け、一層の活躍に期待を寄せた。
　２４年度の表彰は、２３年度に完成した工事１３７１件および完了した業務２２０５件を対象に選考。局長表彰は工事３１件、業務３７件、営繕・開建部長表彰は工事７５件、業務７８件を選んだ。

　式では、坂場局長が受賞者に表彰状を手渡し「おのおのの現場条件に対応した工程管理や品質向上に取り組むなど他の模範となる極めて優秀な成果を収めた」と称賛。業界全体の技術向上や北海道開発事業の推進に寄与した功績にも敬意を表した。
　さらに今回の表彰では、担い手確保に取り組んだ工事や生産性の向上に優れた成果を上げた工事、ＣＯ２削減に取り組んだ工事が多数受賞したことを報告。その上で「これらの取組は、これからの建設業を担う若い技術者にとって飛躍の契機となるもの。建設業を持続可能なものとし、そしてより魅力あるものとしていくためにも、引き続き皆さんの力を発揮してもらいたい」と呼びかけた。
　今後に関しては「一層の技術開発や優れた人材の育成に尽力いただき、第９期北海道総合開発計画の着実な推進とわが国の発展に向けて、北海道の良質な社会資本の整備と維持管理のため、ますますの活躍を」と期待を寄せた。
　このあと、開発局幹部職員と受賞者による記念撮影を実施。受賞者は晴れ晴れとした表情で撮影に応じた。