首位は伊藤組土建１６億／本紙集計 菱中建設、松谷建設が続く／建管発注工事６月末業者別実績

　全道１０建管の２０２４年度６月末工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は小樽建管から１件、１６億７９０万円を受注した伊藤組土建（株）(札幌)。２位以下は、５件、８億５２９１万円を受注した菱中建設（株）(札幌)、３件、８億３８９２万円を受注した松谷建設（株）(北見)などと続く。受注総額は、前年度同期と比較して４.３%減の６１１億３５６５万円だった。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２３年度のゼロ国債、ゼロ道債、補助ゼロ道債、翌債、災害復旧Ｂは全額、長期国債は２４年度支払い分を計上した。ＪＶの受注額は、出資比率に応じて構成員ごとに加算している。
　受注業者は１８社減の５６８社。受注総額は４.３％減の６１１億３５６５万円だった。
　うち道内業者の受注総額は５９５億７６１０万円。全体に占める割合は９７.４％で、０.５ポイント減少している。
　前年度同期に上位３０位圏外だった菱中建設は２位、日本高圧コンクリート（株）（札幌）は６位、新谷建設（株）（旭川）は７位、荒井建設（株）（旭川）は１２位、丹羽建設（株）（浜頓別）は１５位、植村土建（株）（新得）は１９位、（株）南組（様似）は２０位、ハラダ工業（株）（留萌）は２２位、西江建設（株）（帯広）は２４位、道路工業（株）（札幌）は２６位、（株）工藤組（奥尻）は２８位と順位を上げた。
　受注額が増加したのは、皆増を含め３８７社、２倍以上増加したのは５７社。１０億円以上受注した業者は２社減の１社、５億円以上は１社増の１９社、６件増の６１社となっている。