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年度内の完成を予定/施設の諸元、点検結果等集積/道建設部 治水ダムデータベース

2025/07/10付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は治水ダムに関し、長寿命化修繕計画に基づくデータベースの作成を進めている。施設の諸元や点検・診断の結果、修繕履歴などのデータを集積するもので、年度内の完成を予定。2024年度末までに2メートル以上の橋梁やトンネル、舗装など17種のデータベースを運用しており、順調に進めば間もなく全18種での運用がスタートする。

 本道では高度経済成長期に建設された公共土木施設が一斉に更新期を迎えており、道建設部は近年、道民の安全確保を目的とした対策に注力。トータルコストの縮減・平準化を図る観点から、予防保全型のインフラメンテナンスに取り組んでおり、対象施設ごとに長寿命化修繕計画を策定して修繕・更新の効率化を図っている。
 施設の諸元や点検・診断の結果、修繕履歴などを集積し、今後の維持管理に活用するため、施設ごとにデータベースを作成。11年度に2メートル以上の橋梁、16年度に横断歩道橋、トンネル、シェッド、大型カルバート、18年度に砂防関連施設などの運用を開始し、24年度末までに全18種のうち17種のデータベースを設定している。
 本年度は治水ダムを対象にデータベースの作成を進めており、年度内の完成を目指す。
 治水ダムの施設数は全18基で、点検によって要対策に分けられたのは17基。専門家は、近年の気候変動に伴い豪雨被害が断続的に発生している中、治水ダムの機能維持は急務な状況と分析する。
 50年経過施設の割合は現在のところ6%にとどまっているが、10年後に39%、20年後に56%と推移。対策を急ぐことから、データベースを活用した効率的な整備の実現に向けて、力を注いでいく方針だ。

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