トップページ >
DOTSU-NET NEWS一覧 >
DOTSU-NET NEWS詳細
防災・減災、強靱化など柱に/要望額の調整進む/道発注3部 26年度道開発予算要望
2025/07/04付 DOTSU-NET NEWS
道発注3部は、2026年度北海道開発予算等の要望に関する基本方針をまとめた。いずれも要望額は調整中だが、建設部は「防災・減災、国土強靱化」「インフラメンテナンス」「持続可能な社会・経済の形成」の三つを柱として明記。農政部は農地の大区画化をはじめ、老朽化した農業水利施設や農村インフラの計画的な整備・保全を重点施策に盛り込んだ。水産林務部は漁港や漁場の整備のほか、防災・減災対策などを柱とし、事業推進に要する予算の確保を要望していくこととしている。本道が抱える課題を踏まえ、道発注3部は、26年度北海道開発予算等の要望に関する基本方針を作成。3日の道議会常任委員会にそれぞれ報告した。
建設部は、北海道開発予算等の総額確保に加え①防災・減災、国土強靱化②インフラメンテナンス③持続可能な社会・経済の形成―の三つを柱に設定。①には「災害に強い高規格道路ネットワークの機能確保」「流域治水の推進」「災害に強いまちづくり」を盛り込んだ。
②は「社会資本の老朽化対策」「長寿命化や既存ストックの有効活用の推進」で構成。③には「高規格道路の整備促進」「自然豊かな水辺環境の整備・保全」「環境に配慮したまちづくり」を記した。
加えて「ゼロカーボン北海道の実現」と「デジタル社会の実現」に向けた取組も横断的に進めることを明記。限られた財源の中で、社会資本整備を戦略的・効果的に推進するために要する予算の確保を求めることとしている。
農政部は「生産コストの低減やスマート農業技術の効果を最大限に発揮させる農地の大区画化」「麦、大豆など主要穀物や高収益作物の生産拡大を図る排水対策」「老朽化した農業水利施設や農村インフラの計画的な整備・保全」「自給飼料の生産拡大を図る飼料生産基盤の整備」を重点項目として設定。生産力および競争力の強化、農村地域の強靱化が不可欠との観点から、農業農村整備を計画的に推進する方針を示している。
水産林務部は、柱に位置付けられる漁港や漁場、森林の整備のほか、道民の生命と財産を守るための防災・減災対策に注力する方針。地域からの要望や道内の社会経済情勢などを踏まえ、社会資本整備の推進が図られるよう事業費の確保に努めることとしている。
その他のDOTSU-NET NEWS 一覧
321地区 3556億円/本紙集計 空知が最多952億円/振興局農業26年度以降残事業費
2025-07-04付 DOTSU-NET NEWS
全道14振興局所管の道営農業農村整備事業における2026年度以降の残事業費は、3556億円に上る見通しだ。26年度以降も継続して事業を実施する321地区を対象に、本紙が集計したもの。振興局別では、空知が951億6230万円と最も多く、次い...遠藤局長 9期計着実に推進/担い手確保、強靱化予算確保も/開発局の新旧局長が会見
2025-07-03付 DOTSU-NET NEWS
開発局の新旧局長が2日、札幌第1合同庁舎で交代に伴う記者会見を行った。遠藤達哉新局長は、2024年度から始動した第9期北海道総合開発計画(以下、9期計画)に言及し「現在、北海道には大きな期待が寄せられており、その価値が生み出される生産空間...課題解決へ認識共有/働き方改革の推進など/開発局とPC建協の意見交換会
2025-07-03付 DOTSU-NET NEWS
開発局とプレストレスト・コンクリート建設業協会(堤忠彦会長)は2日、ホテルモントレエーデルホフ札幌で意見交換会を開いた。開発局から遠藤達哉局長ら幹部職員、協会から堤会長ら役員合わせて約50人が出席。業界が抱える課題に対する双方の認識を共有...新たな河川整備方針策定/本年度は初弾として止別川を/道建設部 降雨量増大に対応し
2025-07-02付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、近年の気候変動に伴う降雨量の増大を考慮し、新規改修河川の新たな河川整備基本方針を策定する考えだ。本年度は初弾として、網走建管が所管する止別川(小清水町)を対象に選定。現在は国との協議を進めており、年度内の策定を目指す。改修中河...受注高 21%減3501億/4月道内工事受注動態調査 - 国交省
2025-07-02付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は、2025年4月の建設工事受注動態統計調査結果をまとめた。本道の受注高は、前年同月比20.5%減の3500億7600万円。内訳をみると、元請受注は22.2%減の2262億3200万円となった。元請受注のうち、公共機関からの受注...工事222件、業務397件/土木 A12件、A・B11件など/開発局 7月以降発注見通し
2025-07-01付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、きょう1日付で2025年度7月以降の工事・業務の発注見通しを公表する。工事222件、業務397件の計619件。工事のうち一般土木は133件で、WTO対象を含むA等級が12件、A・B等級が11件、B等級が70件などとなっている。業...1日現在 未公告11件/台の下山トンネル9月公告/開発局 25年度WTO対象工事
2025-07-01付 DOTSU-NET NEWS
開発局におけるきょう1日付公表の発注見通しによると、未公告のWTO対象工事は11件となっている。部局別の内訳は、札幌開建と小樽開建が各4件、本局が2件、旭川開建が1件。このうち旭川では、452号美瑛町台の下山トンネルを9月にも公告する。対...舗装工地盤改良 発注者指定拡大へ/遠隔施工も活用拡大目指す/国交省 ICT原則化で段階措置
2025-06-30付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は27日、東京都内で第21回ICT導入協議会を開催した。産学官関係者が参画し、ICT施工および遠隔施工の普及拡大に向けたロードマップの妥当性を議論。ICT舗装工およびICT地盤改良工の原則化に向けた段階措置として、26年度から発...