遠藤局長 高い技術力を称賛／他の模範 業界発展に貢献／開発局 優良工事等表彰局長表彰

　開発局は２９日、札幌第１合同庁舎で２０２５年度優良工事等表彰の局長表彰式を挙行した。遠藤達哉局長が受賞者の代表者と技術者一人ひとりに表彰状を授与。他の模範となる優秀な成果を収め、業界全体の技術向上や開発事業の推進に大きく貢献した功績をたたえるとともに、一層の活躍に期待を寄せた。

　２５年度の表彰は、２４年度に完成した工事１３１８件および完了した業務２１７４件を対象に選考。局長表彰は工事２９件、業務３４件、営繕・開建部長表彰は工事７４件、業務８２件を選んだ。
　式では、遠藤局長が受賞者に表彰状を手渡し「おのおのの現場条件に対応した工程管理や品質向上に取り組むなど、他の模範となる極めて優秀な成果を収めた」と称賛。その上で「本日の受賞は、各社ならびにその社員の方々の技術力の研讃をはじめとした日頃の尽力と、家族の皆さま方の支えがあってのこと」と述べた。
　今回の表彰では、担い手確保に取り組んだ工事や生産性の向上に優れた成果を上げた工事、ＣＯ２削減に取り組んだ工事が多数受賞したことも報告。これらの取組については「これからの建設業を担う若い技術者にとって飛躍の契機となるもの」との認識を示し「建設業を持続可能なものとし、そしてより魅力あるものとしていくためにも、引き続き皆さまの力を発揮していただきたい」と呼びかけた。
　最後に「今後も一層の技術開発や優れた人材の育成に尽力いただき、第９期北海道総合開発計画の着実な推進とわが国の発展に向けて、北海道の良質な社会資本の整備と維持管理のためますます活躍を」と期待を寄せた。
　このあと、開発局幹部職員と受賞者による記念撮影を実施。受賞者は晴れ晴れとした表情で撮影に応じた。