富士サル４億円で首位／本紙集計 １億円以上１６社／振興局の水産土木上期業者別実績

　道の総合振興局・振興局水産課が発注した水産土木工事の２０２５年度上期業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、渡島や十勝など６振興局から８件を受注した（株）富士サルベージ(函館)で、受注額は３億９５６８万円。次いで、５件の（株）中田組(稚内)が３億８５１５万円で２位、７件の（株）西村組(湧別)が２億７７４６万円で３位につけた。受注総額は、前年度同期比０.９%減の６５億８９００万円だった。

　 設計変更を含まない速報値で、金額は消費税抜きの落札額ベース。２４年度の翌債およびゼロ国債は全額計上し、ＪＶでの受注は出資比率に応じて構成員ごとに加算している。
　 受注業者数は前年度同期を４社下回る８５社。受注総額は６５億８９００万円で、６２００万円の減となった。
 　上位業者の顔ぶれをみると、前年度に３０位圏外だった小針土建（株）(中標津)が１６位、真壁建設（株）(根室)が１８位、堀松建設工業（株）(留萌)が２２位、渡辺建設工業（株）(根室)が２３位に順位を上げた。
　受注額が増加したのは、皆増を含め４４社。このうち１社が２倍以上、６社が１.５倍以上伸ばした。受注額が２億円以上の業者は１社増の６社。１億円以上は４社減の１６社となっている。