河川道路 土木A１００％A・B８０％以上／開発局 B以下６０％超に／新年度 週休２日の発注者指定

　２０２１年度の開発局所管河川・道路部門工事における週休２日の発注者指定方式は、本紙調査によると、一般土木でＡ等級１００％、Ａ・Ｂ等級８０％以上、Ｂ等級以下６０％以上の割合となる見通しだ。４月１日以降に発注する工事を対象とした件数ベースの割合。今後は、年度ごとに発注者指定方式を段階的に拡大していく方針としている。

　開発局における２１年度工事発注件数は、２０年度第３次補正予算分を含め全体で１６００件程度。一般土木工事については、９２０件程度を予定している。
　このうち、例年の傾向を踏まえると、河川・道路部門において４月１日以降に発注する工事は、４００件前後になるとみられる。Ａ等級は３０件前後、Ａ・Ｂ等級は６０件前後、Ｂ等級以下は３００件前後となる見通し。
　週休２日工事については、２１年度以降段階的に発注者指定方式を拡大する方針。このため、一般土木Ａ等級は１００％の３０件前後、Ａ・Ｂ等級は８０％以上の５０件前後、Ｂ等級以下は６０％以上の２００件前後となる見通し。
　なお、開発局では、４月１日以降公告からＷＴＯ対象工事で概略工程表を公表。毎週土日閉所についても一部の工事で試行することとしており、建設業における働き方改革を積極的に進めていく方針としている。