補正含め１６００件程度／週休２日など 前年度上回る／開発局２１年度発注工事 本紙調査

　開発局における２０２１年度工事発注件数は、本紙調査によると、２０年度第３次補正予算分を含め、２０年度と同規模の１６００件程度となる見通し。このうち、一般土木は２０年度を４０件程度上回る９２０件前後となるもよう。各種試行工事では、週休２日、ＩＣＴ活用、余裕期間、若手技術者育成型、登録基幹技能者評価型、一括審査は、２０年度の件数を上回ることが見込まれている。

　２０年度第３次補正予算の開発局実施分は、事業費ベースで１２１７億９１００万円。政府予算案に基づく２１年度の道開発事業費における直轄分は、４０９８億７８００万円を計上している。大半が開発局実施分となる。１５ヵ月予算ベースでみると、２０年度度同規模となる５３００億円程度となることが見込まれている。
　予算が同規模となることから、開発局における２１年度の工事発注件数についても、２０年度と同程度の１６００件程度となる見通し。一般土木については、河川を中心に増加することが見込まれており、２０年度を４０件程度上回る９２０件程度となる見通し。発注額は、２５％増の２５００億円程度が見込まれている。舗装は、１７０件前後、２４０億円前後となる見通し。
　各種試行工事をみると、週休２日は１００件程度上回る１５００件程度、ＩＣＴ活用は１２０件程度上回る４５０件程度、余裕期間は２２０件程度上回る８００件程度、若手技術者育成型は６０件程度上回る４４０件程度、登録基幹技能者評価型は９０件程度上回る５８０件程度、一括審査は２０組程度上回る１２０組程度の実施が見込まれている。