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プレキャスト活用へ方針策定/補正予算執行でロット拡大など/開発局・倉内局長が記者会見

2021/02/18付 DOTSU-NET NEWS
 開発局の倉内公嘉局長は17日、記者会見を開いた。i―Constructionの推進に向けた取組として、コンクリートの全体最適を図るプレキャストの活用に言及。「対応方針の策定に向け、検討したい」との考えを示した。2020年度第3次補正予算対象工事等の発注に当たっては、地域企業の受注機会に配慮しながら、発注ロットの拡大などにより、円滑な執行に最大限努めていく方針を説明した。さらに、入札手続き期間の短縮と、参加者の負担軽減を図るため、指名競争・総合評価落札方式についても「数件発注する」との方針を示した。

 倉内局長は、除雪現場の効率化に向けたi―Snowの実証実験、建設業等の働き方改革などに関する取組を説明。建設業の働き方改革に関する取組では、i―ConstructionにおけるICT活用工事に言及。年々取り組む企業が増加し、20年度は新たに22社が取り組んでいることを紹介した。これまでに取り組んだ企業は、150社にのぼることも示し、取組が拡大していることを説明した。
 コンクリートの全体最適を図るため、プレキャスト活用へ向けた対応方針の策定に向けた検討に着手する方針も示した。
 週休2日工事については、20年度10月末時点で対象の96%、1396件で取り組んでいることを解説。前年度同期と比較して実施率で7ポイント、件数で124件上回った。21年度からは、「発注者指定方式の割合を拡大するとともに、毎週土日閉所にも取り組んでいく」とした。
 20年度第3次補正予算対象工事等の発注に当たっては、円滑な事業執行に最大限努める方針を説明。技術者数などを考慮し、地域企業の受注機会に配慮しながら、発注ロットの拡大に努め、効率的な執行につなげる考えを示した。
 入札手続き期間の短縮と、参加者の負担軽減を図るため、指名競争・総合評価落札方式についても「数件発注する」との考えを明らかにした。
 さらに、ゼロ国債なども活用しながら、早期発注に努め、不調・不落の防止と早期執行による経済効果の発現に力を注いでいく方針を表明した。

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