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債務負担行為を活用/新年度 土木部所管4件試行/発注業務の履行期限平準化で札幌市

2021/02/16付 DOTSU-NET NEWS
 札幌市建設局土木部は、委託業務の履行期限平準化に向け、2021年度当初予算において債務負担行為を設定する。21年度は土木部所管の設計業務4件で試行。現時点では、9月ころに発注作業を行い、22年6月ころを履行期限に設定する計画だ。
 現在、土木部所管設計業務は、第2・四半期に発注し、第4・四半期を履行期限に設定している案件が多い。20年度をみると、第4・四半期を履行期限とする設計業務が全体の86%にのぼっている。
 市は、昨年策定した「さっぽろ建設産業活性化プラン」において、業務履行期限の平準化の推進を施策として掲げている。業界団体からも履行期限平準化に関する要望が挙がっており、土木部では、品確法改正を受けた国の動きに準ずる形で、繰越明許費や債務負担行為の活用について検討を進めてきた。
 土木部は、履行期限の分散・平準化を進める観点から、21年度当初予算において、限度額8000万円の債務負担行為を設定。21年度は、橋梁補修設計3件、歩道バリアフリー設計1件を対象に試行する計画だ。
 橋梁補修設計は雁来篠路連絡線大野地4の橋など8橋から複数を組み合わせ、3件の設計業務として発注。歩道バリアフリー設計については、手稲本通線を対象とする。
 現時点では、9月ころに発注作業を行い、翌年6月ころを履行期限に設定する計画。
 土木部では、今回の取組を通じて、債務負担行為を活用した履行期限の平準化について今後の運用方針を検討する。

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