治山工事で数件試行／作業効率向上、感染症対策も／道水産林務部 ２１年度に遠隔臨場

　道水産林務部は、建設現場における遠隔臨場の試行に向けた検討を進めている。現段階では、新年度に発注する治山工事で数件の試行を予定。移動時間の短縮等による作業効率の向上はもとより、接触機会の低減にもつながることから、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての効果も期待されている。
　建設現場における遠隔臨場は、段階確認、材料確認、立会を遠隔で実施することを通じ、受発注者双方の作業の効率化を図ることを目的としている。
　受注者は、ウェアラブルカメラなどによって撮影した映像と音声を監督職員に同時配信。監督職員らは、画面を通じて現場を詳細に確認できる。
　働き方改革の推進が急務となる中、道水産林務部においても、遠隔臨場の試行を検討。発注方式などの詳細は今後詰めるが、現段階では、新年度に発注する治山工事で数件の試行を予定している。
　道水産林務部では、新年度の試行で得られた成果や課題を検証し、今後の実施方針を検討していく。