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未契約繰越1865億/道路事業費で大幅増/道 新年度への繰越明許費(最終)
2021/03/17付 DOTSU-NET NEWS
道の2020年度から21年度への繰越明許費が本紙調査で判明した。各補正予算提案時の設定額をまとめたもので、最終繰越額は前年度を415億9148万円上回る2676億9850万円。うち、未契約繰越として、372億317万円増の1865億5503万円を設定した。建設部が所管する道路事業費が大幅に増加し、全体の未契約繰越額を引き上げている。公共事業費の未契約繰越額は、115億1343万円。部局ごとの内訳は、建設部が40億2482万円、農政部が56億7826万円、水産林務部が7億5593万円などとなっている。繰越明許費は、当該年度での支出完了を見込めない費目に関し、次年度へと予算を繰り越すもの。当該年度に発注する契約繰越と、発注自体を次年度に繰り延べる未契約繰越に分類される。
繰越明許費は20年度、3定補正で49億7978万円、4定補正で205億531万円、5定補正冒頭で1842億8339万円、5定補正最終で579億3001万円を設定。繰越総額は2676億9850万円で、区分ごとの内訳は、公共事業費が1654億4028万円、非公共事業費が934億4285万円、災害復旧費が77億198万円、特別対策が11億1338万円となっている。
うち、未契約繰越として、3定補正で14億円、4定補正で134億4985万円、5定補正冒頭で1443億2972万円、5定補正最終で273億7545万円を措置。総額は、前年度を371億317万円上回る1865億5503万円にのぼった。
公共事業費における未契約繰越の部局別内訳は、建設部が40億2428万円、農政部が56億7826万円、水産林務部が7億5593万円。総合政策部は、北海道新幹線建設にかかる負担金を含め10億5495万円を設定した。
非公共事業の未契約繰越額は、建設部が168億7213万円、農政部が212億1541万円、水産林務部が23億6594万円など。災害復旧費の未契約繰越額は、84億1888万円減の52億9882万円。内訳は、建設部が52億8584万円、水産林務部が1298万円となっている。
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