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2路線の事業化妥当/創成川通、遠軽上湧別道路/開発局 社整審で新規採択時評価

2021/03/11付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は10日、札幌第1合同庁舎で社会資本整備審議会道路分科会第27回北海道地方小委員会を開催した。旭川・紋別道遠軽上湧別道路13.8キロメートル、5号創成川通4.8キロメートルに関する2021年度予算に向けた新規事業採択時評価を実施。新規事業化を妥当と結論付けた。旭川・紋別道遠軽上湧別道路の区間内には、橋梁5橋の設置を計画。最長は270メートルとなっている。
 旭川・紋別道遠軽上湧別道路13.8キロメートルの総事業費は約300億円。全体延長13.8キロメートルのうち、土工延長が13.4キロメートルと97%を占める。橋梁部は0.4キロメートルで、5橋の設置を計画。起点側から40メートル2橋、20メートル1橋、270メートル1橋、50メートル1橋となっている。
 5号創成川通4.8キロメートルの総事業費は約1200億円。起点側の擁壁区間、札幌北ICから合流までの高架部分を除き、大半が函渠部となっている。起点側から2方向2車線区間0.9キロメートル、2方向3車線区間0.9キロメートル、2方向4車線区間3キロメートルとなっている。
 委員会では、防災上の観点や経済活性化への寄与など高い整備効果が見込まれることから、2路線の新規事業化を妥当と結論付けた。旭川・紋別道遠軽上湧別道路について、委員からは、「広い北海道においては、もっとスピーディに高規格道路の整備を進めてほしい」「費用便益に表れにくい地方部の実情を反映した評価も必要」などといった意見が挙がった。
 5号創成川通に対しては、「駅中心部にスムーズにいくことができる大変素晴らしい事業」「北海道全体の発展に必要な投資。コロナ禍で民間投資が縮小する中だからこそ、公共投資をやらないと社会全体がダメになる。必要性を発信する上でも費用対効果をさらに分かりやすく定量的に示すことが重要」などの声が上がった。今後は、国交省の事業評価部会に諮り、新規事業化に至る流れとなっている。

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函館 吉田氏 旭川 山下氏/建管地域調整課長 6建管で交代/道の本庁課長補佐級以下 4月1日付人事

2021-03-10付 DOTSU-NET NEWS

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2021-03-10付 DOTSU-NET NEWS

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2021-03-09付 DOTSU-NET NEWS

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きょう9日から受付/電子メールも可/開発局 21・22年度格付特例申請

2021-03-09付 DOTSU-NET NEWS

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0.7%減 2320億/札幌など15市 前年度上回る/道内35市の21年度普通建設事業費

2021-03-08付 DOTSU-NET NEWS

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