Ａ１ ９０～１００点上昇か／Ａ２は６０～７０点引上げ １５日公表／道の２１・２２年度格付基準点 一般土木

　道の発注３部は２０２１・２２年度競争入札参加資格審査に関し、格付基準点の最終調整に入っている。建設部所管の一般土木Ａ等級をみると、Ａ１を現行から９０～１００点、Ａ２を６０～７０点引き上げるもよう。格付基準点を含めた資格審査の作業は各部が進めており、１５日にも一斉公表する。

　道は２１・２２年度の資格審査に向けて、技術・社会点の評価法を大幅に改正。「工事施行成績」の配点を現行の２倍とし、技術・社会点の最大値を２２５点から３７８点に引き上げた。技術・社会点を加算した総合評定数値は、最大２３６８点から２５２１点に上昇。客観点と技術・社会点の比率を、現行の９・１対０・９から８・５対１・５に改めた。
　総合評定数値の大幅な引き上げに伴い、格付基準点は前回よりも上昇するもよう。本紙調査によると、建設部所管の一般土木では、いずれの等級も上回る可能性が高い。Ａ１は現行の１２１０点から９０～１００点、Ａ２は１１０５点から６０～７０点の上昇が見込まれている。
　一方、舗装、建築、電気、管の４工種に関しては、ほぼ現行の基準点で推移する見通し。最上位の舗装Ａ、建築Ａでは、１０～２０点の上昇幅に落ち着くもようだ。