市場単価を補正対象に／６月以降入札工事から適用／道建設部 週休２日実施要領改定

　道建設部は、週休２日モデル工事の実施要領を一部改定した。国に準じ、土木工事の市場単価を週休２日の補正対象とし、現場閉所の実施状況に応じた補正係数を適用。主な工種をみると、鉄筋工では、４週６休以上４週７休未満を１.０１、４週７休以上４週８休未満を１.０３、４週８休以上を１.０５と定めている。６月１日以降に入札を執行する工事から適用する。
　建設産業の持続的な発展に向けて、担い手の確保・育成が求められる中、道建設部は２０１８年３月１日以降の入札案件から週休２日モデル工事を実施している。本年度における１２月末時点の取組状況をみると、対象工事の発注件数は１９５４件。うち、受注者が取組意思を表明したのは１８００件で、実施率は９２.１％となっている。
　働き方改革を推進するため、道建設部は週休２日モデル工事における補正率上乗せを検討。国に準じ、土木工事の市場単価を週休２日の補正対象とし、現場閉所の実施状況に応じた補正係数を適用する。
　対象は２２工種２９区分。鉄筋工や防護柵設置工、法面工、軟弱地盤処理工など。主な工種の補正係数をみると、鉄筋工は４週６休以上４週７休未満を１.０１、４週７休以上４週８休未満を１.０３、４週８休以上を１.０５と設定。軟弱地盤処理工は、４週６休以上４週７休未満を１.００、４週７休以上４週８休未満を１.０１、４週８休以上を１.０２と定めている。