工事請負費７１６億、委託費１１２億／工事４振興局で１００億以上／道営農業の２１年度執行額

　道農政部は、２０２１年度道営農業農村整備事業の工事請負費と委託費をまとめた。道費単独事業の農道整備特別対策を除き、工事請負費が前年度当初比３.８％減の７１６億４６００万円、委託費が７.１％減の１１１億７７００万円。工事請負費は、檜山や上川など４振興局、委託費は胆振や檜山など５振興局で前年度を上回っている。
　繰越予算を含む執行ベースの集計。２０年度前払金と受託事業費は除いている。比較に用いる２０年度の工事請負費と委託費は、年度途中に配分が決定した北海道特定特別総合開発事業推進費を含まずに算出した。
　工事請負費は、３.８％減の７１６億４６００万円。振興局別にみると、空知に最多の１８９億６４００万円を積み上げたほか、十勝、オホーツク、上川でも１００億円以上を確保している。
　委託費は、１１１億７７００万円。振興局別では、空知が最多の３２億６５００万円で、十勝が１８億１０００万円、オホーツクが１４億６５００万円、上川が１１億９３００万円などと続いている。
　農道整備特別対策については、工事請負費が９億２７００万円、委託費が２２００万円。工事請負費は十勝など７振興局、委託費はオホーツクなど３振興局で措置している。

　農道整備特別対策の工事請負費と委託費はつぎのとおり。
▼工事請負費＝９億２７００万円
▽空知＝１億８００万円
▽渡島＝７２００万円
▽檜山＝９３００万円
▽留萌＝１億２３００万円
▽オホーツク＝１億１４００万円
▽十勝＝２億９１００万円
▽根室＝１億２６００万円
▼委託費＝２２００万円
▽空知＝１００万円
▽渡島＝７００万円
▽オホーツク＝１４００万円