札幌２０４億、函館１４９億など／１５ヵ月ベース 前年度並み確保／道建設部２１年度建管別・事業別配分額

　道建設部は、２０２１年度当初予算に基づく建管別・事業別配分額をまとめた。総額は２０年度比１５.９％減の１１２１億８１００万円。前年度当初を下回ったが、１５ヵ月予算ベースでは前年度並みの規模を確保している。内訳は、補助金と交付金を合わせた公共が１９％減の８８７億５７００万円、単独が１.５％減の２３４億２４００万円。建管別では、札幌に最も多い２０３億６２００万円を計上した。以下、函館が１４８億８７００万円、旭川が１２５億２８００万円、室蘭が１１１億５３００万円などと続き、７建管が１００億円以上に。公共の事業別配分額をみると、道路に７％減の３５６億９９００万円、河川・ダムに３７.５％減の２１０億６１００万円などを措置している。
　公共予算は、道開発事業費分と社会資本整備総合交付金などの全国枠分を合算したもの。建管への配分総額は、１９％減の８８７億５７００万円となっている。道路に７％減の３５６億９９００万円、河川・ダムに３７.５％減の２１０億６１００万円などを配分した。下水道と公園の２事業が前年度を上回っている。
　単独予算は、１.５％減の２３４億２４００万円。事業別の内訳は、道路が３.２％減の１３５億２８００万円、河川が０.１％減の６３億１１００万円、砂防等が９.２％増の１０億１６００万円などとなった。
　建管別では、札幌に最も多い２０３億６２００万円を配分。公共は、道路に８７億７７００万円、河川・ダムに３７億９４００万円などを措置している。函館には、１４８億８７００万円を計上。公共の道路に３５億１３００万円、河川・ダムに２３億５２００万円などを充てている。
　建管別配分額の決定を受け、各建管は２６日付で２１年度工事等情報・確定版を一斉公表するもよう。大型事業をみると、きたひろしま総合運動公園線や泊共和線の関連工事、名寄遠別線宇遠別トンネル本体工などが盛り込まれる予定だ。