管内業者 ７６％２１２０億／本紙集計 ７開建で管内割合拡大／２０年度開建発注工事 地域別受注動向

　全道１０開建発注工事における２０２０年度地域別受注動向が、本紙集計でまとまった。管内業者の受注額は、全体の７５.５％に相当する２１１９億５０００万円に。管内業者の受注シェアは、前年度と比べ、１.６ポイント拡大した。開建別にみると、札幌、小樽など７開建で管内業者の受注シェアが拡大した。

　金額は、設計変更を含まない当初契約ベースの集計。各開建発注工事の受注業者を本店所在地別に整理し、管内、管外別に集計した。ＪＶは出資比率に応じて振り分けた。
　過去５ヵ年の管内業者の受注シェアをみると、１６年度と１７年度は７２.６％、１８年度は７５％、１９年度は７３.９％と推移。２０年度は、７５.５％で、前年度と比べ１.６ポイント拡大した。
　開建別に管内業者の受注シェアをみると、札幌、小樽、旭川、室蘭、釧路、網走、留萌の７開建で拡大。網走は７.７ポイント、旭川は６.８ポイント、留萌は４.５ポイント、小樽は３.７ポイント拡大している。
　管内業者の受注額は、前年度と比較して０.９％増の２１１９億５０００万円。管外業者は、７.１％減の６８９億５６００万円となった。全体の受注額が１.２％減の２８０９億６０００万円となる中で、管内業者が受注を伸ばした。